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日本酒に賞味期限はある?上手な保管方法や古くなった場合の活用法

日本酒の賞味期限が気になって、ラベルや箱を探してみても どこにも記載がない。

そんな経験をしたことはありませんか?
 
日本酒には、賞味期限表示が記載されていません。
 
だからといって、長期間放置するとおいしく飲めなくなる可能性があります。

 
理由は、日本酒が持つ風味が損なわれるかもしれないからです。
 

この記事で分かること

  • 日本酒に賞味期限がない理由
  • 日本酒をおいしく飲める期間は種類によって異なる
  • 日本酒の醸造年度
  • 日本酒の上手な保管方法
  • 風味が落ちてしまった日本酒を楽しむ方法

 
この記事を読めば、日本酒に賞味期限がない理由や、上手な保存方法について知ることができます。

日本酒は、開栓後は早めに飲みきりましょう。開栓前でも、高温にならないように冷蔵庫や冷暗所で保存するのが基本です。もし風味が落ちてしまった場合は、料理などに活用することも可能です。
 
おいしく飲める期間は、日本酒の種類によっても異なります。
記事の中で詳しく解説していますので、日本酒について知りたい方は ぜひ最後まで読んでください。

日本酒に賞味期限表示はない!でも風味は変化する?

ここでは、次の2点について紹介します。

  • 日本酒に賞味期限がない理由
  • 賞味期限はなくても、おいしく飲める期間はある

それでは、順番に解説していきます。 

日本酒に賞味期限がない理由

日本酒には、賞味期限の記載はありません。 
 
理由は、日本酒には比較的高いアルコールが含まれており殺菌作用があるためです。 
 
仮に数年間保管された日本酒を飲んでも、健康を害するリスクが限りなく低いということです。
 
日本酒だけでなく、アルコール度数が10%を超えるものは表示の義務はありません。
 
 

賞味期限はなくても、おいしく飲める期間はある

日本酒には、賞味期限はありませんが おいしく飲める期間は存在します。 
 
日本酒が持つおいしさを、ずっと閉じ込めることはできないからです。
 
おいしく飲める期間は 開栓をしているかどうかや、日本酒の種類によって異なります。
 
次章で詳しく解説します。

日本酒をおいしく飲める期間は? 

日本酒をおいしく飲める期間は、以下の場合で異なります。

  • 未開封(開栓前)の場合 
  • 開封後(開栓後)の場合

それでは、順番に解説していきます。  
 

未開封(開栓前)の日本酒をおいしく飲める期間 

未開封の日本酒は、種類によっておいしく飲める期間が異なります。
 

生酒の場合 

生酒は、冷蔵庫で3ヶ月が目安です。
 
「生」と名前にある通り、おいしく飲める期間は短いです。
 
 

火入れしてある場合

火入れとは、加熱処理を意味します。10〜12ヶ月が目安です。 
 

 

熟成酒の場合

1年以上の期間、蔵で熟成された日本酒であり 「いつまでもおいしく飲める」とされています。
 
中には10年熟成したものもあります。独特の味わいを楽しむ人もいるようです。

開封後(開栓後)の日本酒をおいしく飲める期間 

 
開封後の賞味期限は、どんなに長くても2週間が目安と言われています。
 

開封すると、お酒が空気に触れて風味が変化してしまうからです。

 
日本酒をおいしく飲むために、開封後は早めに飲みきりましょう。 

 
 

日本酒の醸造年度

日本酒は、秋に収穫したお米で冬にお酒をつくります。
そのため、7月に年度が変わります。
  
「お酒がつくられた年」を醸造年度と呼びます。
 
それに対して「お酒が瓶に詰められた日」は製造年月日です。
 
以下で、詳しく解説します。

醸造年度について

醸造年度とは、お酒が生まれた年です。
 
表示の義務はありませんので、記載されていない場合もあります。
 
例えば ラベルに「R2BY」とある場合、「令和2年7月1日〜令和3年6月30日」につくられたという意味です。
 
「R2」は「令和2年」、「BY」は「brewery year (醸造年度)」を意味します。
 

製造年月日について

製造年月日は、お酒が瓶詰めされた日を意味します。
  
お酒が生まれた年ではなく、 瓶詰めされた日が「製造年月日」です。

日本酒の上手な保管方法とは

ここでは、日本酒を上手に保管する方法について3つ紹介します。
 

  • 光を避ける
  • 高温を避ける
  • 空気に触れさせない

日本酒は、苦手なものが多いんですね。
それでは、順番に解説します。

光を避ける

日本酒にとって、光(特に紫外線)は大敵とされています。 
 

理由は、紫外線が日本酒を劣化させるからです。

 
紫外線の影響を受けた日本酒からは、不快な臭いが発生します。
 
日本酒は、光が届かない場所で保管しましょう。

高温を避ける

日本酒は高温に弱いため、温度管理が必要です。
 
冷蔵庫や冷暗所で保管するのが、もっとも手軽で確実な方法です。 

日本酒の種類によって、適した場所が異なります。 

冷蔵庫が適した日本酒・・・生酒・大吟醸・吟醸酒
冷暗所が適した日本酒・・・純米酒・普通酒

空気に触れないように

日本酒は、なるべく空気に触れないようにすることが大切です。
 
お酒は、空気に触れると酸化します。
酸化すると味や香りが変化し、本来のおいしさを楽しむことができません。
 

お店などでは「バキュームポンプ」などの器具で空気を抜き、酸化を抑えます。

そんな手の込んだことはできない・・・という方は、早めに飲みきりましょう。
 

風味が変わった日本酒を楽しむ方法

開栓した日本酒が、戸棚の奥から出てきた!
 
そんな場合でも、すぐに捨てるのはもったいないです。 

そのまま飲めなくても、工夫次第で活躍してくれるからです。
 
ここでは、風味が変わってしまった日本酒を楽しむ方法を紹介します。
 

  • 料理酒として使う
  • 入浴剤として使う
  • お米に入れる

それでは、順番に解説します。

料理酒として使う

料理酒として、煮魚やよせ鍋に使用しましょう。
 
ほかにも、肉料理などオールマイティに活躍してくれます。

料理酒とはまた違った味わいを楽しめます。
 

入浴剤として使う

日本酒は、お風呂に入れるとリラックス効果が得られます。
 
入れすぎると、香りが強くなりすぎるので コップ2〜3杯程度がおすすめです。 

お米に入れる

お米200gに対して、小さじ1〜2杯程度の日本酒を加えます。
 
ご飯につやが出て、おいしく炊き上がります。
 

まとめ:日本酒に賞味期限はある?上手な保管方法や古くなった日本酒の活用法

 
日本酒の賞味期限と上手な保管方法について解説しました。
 
賞味期限が書いてないからといって、長期間保管すると おいしく飲めなくなる可能性があります。
 
日本酒が本来持つ風味やおいしさが、損なわれるかもしれないからです。
 

今回のまとめ
日本酒に賞味期限はないが、風味は変化する
おいしく飲める期間は、種類によって異なる
日本酒がつくられた年を醸造年度と呼ぶ
日本酒の保管は、冷蔵庫や冷暗所やで行う
開封後(開栓後)は、早めに飲みきる
風味が落ちてしまった日本酒も工夫次第で活躍する
 
 
日本酒を上手に保存して、最高の状態で飲みたいものですね。

今回の記事を参考に、おいしい日本酒を楽しんでください。