・お酒が弱くて、ほんの少し飲んだだけで頭痛や吐き気など、体調が悪くなる…
・記憶がなくなって、大切な話が部分的にしか思い出せない…
などなど、お酒が弱いことに悩みを抱える人も多いのではないでしょうか?
けれど吐いたり、手術を受けたりしんどいことやお金のかかることはしたくない!
どうにかして手軽にお酒が強くなる方法はないのでしょうか?
今回は簡単にできる方法をいくつか紹介していきます!
【強くなる前に!】お酒に弱い人と強い人の違い
そもそも何故、お酒に弱い人と強い人が存在するのでしょうか?その違いを順番に確認していきましょう!
①分解酵素の違い
もっとも強く影響する要素は、アルコールを摂取した際に発生する毒素を分解してくれる酵素の働きがどうか、ということ。分解されなかった毒素が神経にはたらきかけてしまうため、様々な不調が起こります。
この酵素の分解能力は親からの遺伝で引き継ぐため、残念ながら後天的には変えることができません。そのため、他の要因をふまえても、先天的に分解酵素が弱い人がお酒に強くなることは難しいのです。
②体格による違い
次に体格による違いです。体重の多い人は低い人に比べ、体内の血液や水分量が多くなります。その分、同じ量のお酒を飲んだとしても、体重の低い人に比べて重い人の方が、血中のアルコール濃度が上がりにくくなります。結果として、体重によってお酒に強い・弱いが変わってきます。
③男女の違い
また、男女による違いもあります。
理由の一つ目は②で挙げた「体格の差」が男女であるためです。
次に女性ホルモンの影響があるといわれています。女性ホルモン(エストロゲン)がアルコールの分解を抑制してしまうため、女性は男性よりアルコールの影響を受けやすいようです。
④年齢による違い
最後に年齢による違いが挙げられます。
ひとつは肝機能の低下です。年をとるにしたがって肝機能が低下し、それに伴ってアルコールを分解するスピードが落ち、若い頃と比べてお酒に弱くなってしまうのです。
もう一つは体内の水分の低下です。体内の水分は高齢者になるにしたがって低くなります。水分量が低下することによって血中のアルコール濃度が高くなり、酔いが早くまわってしまうのです。
2.お酒に強くなる方法はないの?
では、お酒に強くなる方法はないのでしょうか?
先述したようにお酒の弱さ・強さは遺伝子によるものが大きいです。そのためお酒に弱い人が強くなるのは難しいのですが、対策はあります!
ずばり、お酒に「酔いにくくする」こと。以下ではお酒に酔いにくくなる簡単に実践できる方法を5つ、ご紹介していきます!
①空腹を避ける
空腹状態だと、胃は積極的に取り込んだものを吸収しようとするため、アルコールの循環も早くなります。また、腸に運ばれるまでの時間も長くなるので、軽食をとるか先におつまみを食べるようにするとよいでしょう。胃の粘膜保護にも繋がります。
②水を飲む
お酒と一緒に水を飲むことも効果的です。
体内の水分量を増やすことで、血中のアルコール濃度を下げることができ、酔いにくくなります。トイレに行く回数も増えるので、水と同時にアルコールを排出することもできますよね。また、脱水症状の対策もでき、血流をスムーズにすることができます。
③お酒に酔いにくくなるおつまみを選ぶ
居酒屋のメニューにはお酒に酔いにくくなる成分を含むものが沢山あります。
刺身、玉子焼き、枝豆、冷奴などに含まれるアミノ酸・タンパク質はアルコールの代謝をアップさせます。
チーズやナッツ、揚げものに含まれる脂質は胃の粘膜を保護してアルコールの吸収を抑制します。
次に貝の酒蒸し、いくら、レバーなどに含まれるビタミンB12は肝臓の働きを助け、アルコールの分解を高めるのに役立ちます。
レモンやグレープフルーツに含まれるクエン酸は肝臓機能のはたらきを助けるため、柑橘類の入ったお酒を選ぶのも効果的です。
④ウコンの入ったサプリやドリンクを飲む
居酒屋で用意していることもあるほどおなじみになっている、「ウコン」をサプリやドリンクなどで摂取するのもひとつの手です。
ご存知の方も多いと思いますが、ウコンには肝臓の働きを良くし、アルコールの分解を早める効果があります。特にドリンクタイプは、どこのコンビニでもほとんどと言ってよいほど販売されている商品なので、飲み会の前に飲んでおくとよいでしょう。
⑤普段から飲む機会を増やす
最後に飲む機会を増やす方法です。理由としては、お酒を飲む機会を増やすことで働き出す酵素もあるためです。
普段の生活の中で練習をすれば、自分のペースで無理なくお酒に慣れていくことができますよね。普通に飲むのもよいですが、甘いものが好きな方はアイスにかけて飲んだりと楽しみながらお酒を取り入れると、トレーニングもしやすいのではないでしょうか?
まとめ:お酒に強くなるというよりは酔いにくくする!
お酒に「強くなる」というのは難しいですが、工夫次第で体に負担をかけないように「酔いにくくする」ことはできます。
どれも簡単に負担なくできるので実践してみてはどうでしょうか!
上司や友達とのお酒の付き合いも大切ですが、吐くまで飲むなどの無理はせず、自分の体に合った量の飲酒で楽しむ事が一番です。ご紹介した方法を利用して、上手に飲み会を楽しみましょう!